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教材紹介 2【楷書天地文】

教材紹介その2です。

【楷書天地文】

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54母字結構法で基礎の筆使いを学んだ後にこの楷書天地文へと移っていきます。

原文は「平山康堂氏」が作ったもので、それを創立者が書したものです。内容は、天地自然人事について述べているものですが、その形式は千字文(中国の古典で有名なもの)の例にならっており、4語で一つの句になっていて、句は2句でまとまった意味を持つものが多くなっています。

この教材では、新しく「蔵法」「逆筆」という筆使いを用いることになり、気脈を切らずに書くことで、筆に合わせて自然と体が動いてくることを目的としています。迫力のある楷書体となっており、看板書きなどにも応用できるものです。

 

 

教材紹介1 【五十四母字結構法】

当校では師範科課程までは全てオリジナル製作された教材を使用していきます。他所では手に入らない物であり、また順を追って学習していく事に意味を持った構成となっているものです。

そのオリジナル教材をほんの少しずつ写真付きでご紹介していきたいと思います。

 

『五十四母字結構法』

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①何十万字とある字の中から元字となるものを54つ見付けだし、それを「母字」と名付けました。どのような字であってもこの54つの構成のいずれかに当てはめて書けば、必ず文字は美しく書ける。という理論を持った教材です。

 

②全部で18ページあり、横線を主体として構成されている「横分位法」縦線主体の「縦分位法」斜め線主体の「斜め分位法」横・縦・斜め全ての要素を含んでいる「複雑分位法」そして4つの分位法に基づいて文章として書いた時に、人間の眼の錯覚から曲がって見えなくするための「対立法」この5つの法則を学習します。

 

③母字は54つですが、こちらの教材には全部で108文字出てきます。他の54文字は応用の字形と言って、母字に基づいて書くとどうなるか?という学習と、永字八法変則七十二法と呼ばれる80通りの筆使いの他に、さらに数十種類の技を学習する教材となっています。
54つの構図の取り方と、毛筆文字で使用していく100通り以上の筆使い。これらを初心者が無意識のうちに反復練習できる構成となっており、創立者初代堀野哲仙が数十年の月日をかけて考え出したものです。また、文字の中に白い線を配置し、筆をどう動かすか?を書き表わしているものですので、筆の動かし方がよくわからない人にも理解できるようになっています。

 

 

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